2011年6月30日木曜日

Fai Baba ブルース

昨日Zukunftというクラブでボブ・ディラン・ナイトがありました。なぜだかずーっとボブ・マーリー・ナイトだと思い込んでいたあたくしですが、とにかく行ってきました。

ハイライトはチューリヒの若手ブルースロックシンガーFai Baba(ファイババ)。ファルセットの高い声でギターをかき鳴らし独特の雰囲気を醸し出すアツイにーちゃんです。昨日はもうディランの曲の原型をとどめていないぐらいのファイババブルース(本当はディランが嫌いなんだって)に仕上がってました。ベースとドラムをいれたトリオでやっていて、ソリッドなベースとぶっ壊れパンクなドラムでヤバさ倍増。2010年にはスイス最大の音楽フェスPaleo Festivalにも出演したファイババだけど、スクワットハウスとか超アングラな場所で演奏することも多く、そのアングラ感、既成の枠に収まりきらない熱っぽさで、観客を沸かせます。とにかくライブが最高っす。



Fai Baba MySpace: http://www.myspace.com/faibaba

2011年6月28日火曜日

Round Table Knight 日本へ

チューリヒ、暑いです。真夏日が続きます。毎日川で泳いで涼んでいます。でも、東京、関東はもっと暑いと聞きました。日本の夏は湿気も多いしねー。で、そんな暑い日本のビーチに、スイスから「おヒゲの騎士」が初上陸しました。



今月初めの6月4日千葉幕張のBig Beach Festival '11 に出演した「おヒゲの騎士」こと Round Table Knightsはスイス、ベルン出身のDJユニットです。昨年2010年のヒット「Calypso」はスチールドラムが涼やかにミックスされたキラーチューン、真夏の太陽の下、半裸で踊りまくるのに最適な一曲。

Calypso Ep Minimix by Round Table Knights

彼らの日本滞在ブログがアップされています。ドイツ語ですが、要約すると、

日本のネオンに恋し、電車の混雑に仰天し、大震災のあとでも淡々と生活を送っている日本人に感銘し、あの Fat Boy Slimと食事を同席したのに変な魚の姿焼きが気になって仕方がなく、震災と原発事故の影響を受け来日をキャンセルするアーチストが多い中「日本に来てくれてありがとう」という表彰状を貰い、日本の女の子はまだ古い男性社会と男女平等社会の間にいるという印象を受け、路上でキスは御法度というルールに気づき、幕張ビーチで3000人を踊らせて(すごい!)、日本デビューアルバム「Say What?!」がタワレコに並んでいるのを発見。おれたち日本でビッグ?!

という記事でした。ブログトップの緑がかった東京のランドスケープ写真が素敵です。

2011年6月27日月曜日

Cock to Cock で夏本番

先日、6月26日の日曜日、チューリッヒは素晴らしい夏日和。湖畔のバー付きプール Seebad Enge にライブを見に行きました。

女性三人組、アカペラ弾き語りバンドの名前は Cock to Cock。Cockは男性器を意味します。男性器と男性器。。。そう、男性同士の性行為を暗示するバンド名を掲げたガールズ。いやん、ハレンチー。そんな彼女達の音楽は過激にカワイイ系?否。セクシー系?否。フェミニズムバリバリのハードコア?否。そのバンド名とは裏腹に、シブいんです、彼女達。シブいガールズ。

楽曲は全てカバー。ビートルズ、マイケルジャクソン、ブリットニー・スピアズまで。カバーするとちょっとださくなってしまいそうな曲達を、圧倒的な歌唱力と、きれいすぎないシブさを含んだコーラス(とある新聞記事ではビリー・ホリデー+ココロージィーと書いてあった)で、かっこ良く自分達流に仕上げています。まだ活動をはじめて間もないようですが、ラジオでライブをしたり、新聞に記事が載ったり、これから伸びていきそうなチューリヒのニューカマー Cock to Cock。



湖畔でビールを飲みながら、かっこいい歌声を聞いて、ユルユルノリノリ。夏だ。

2011年6月25日土曜日

「南の島のハメハメハ大王」と「音のない音楽」

5日間、スイスのイタリア語圏ティチーノ州の山岳部にある小さな集落の民家でぼーっとしてきました。

こんなとこ。



ロカルノという街からケーブルカーで上にのぼって、そこから二時間てくてく山道を歩いていくと(徒歩以外にアクセス法はなし)、Faedo(ファエード)という村につきます。昔ながらの石のプレートを積み上げた小さな民家8軒ぐらいが斜面に張り付くように立っています(ドラクエとかFFで出てくる村みたいです)。村といっても、定住している人はいなく、家の持ち主は他の場所にすんでいて夏の間、羊や牛の放牧をしたり、ホリデーハウスとして使ったり貸したりしているようです。

私達の滞在した家はちっちゃい「六畳ロフト付き」。標高1500メートル、電気なし、お湯なし、風呂なし、トイレは20メートル上の他のお家に借りにいく(または小ならばその辺の草むらで)、薪ストーブ、人にほとんど会わない。。。そんな場所で、食う寝る読む歩くの毎日。



昔「みんなのうた」でやっていた「南の島のハメハメハ大王」を思い出す。南の島じゃないけど、星をみて(攻撃されそうなぐらいびかびか光ってる)、朝日の後で目を覚まして(日が昇らないと寒いし)、日が沈んだら布団にもぐって(電気ないし)、風がふいたら様子みて(あぶないし)、雨がふったら何もしない(できないし)。。。



この5日間、全く音楽を聞きませんでした。それでも色んな音が聞こえてくる。プーンプーンとかブルンブブブとか色んな虫の羽音、ダダダンダダダダ雨が雨樋を打つ音、シャワシャワ草が揺れる音、ザーザーと水が流れる音、ブヒャーと自分が鼻をかむ音。。。ジョン・ケージの「4分33秒」という”音のない音楽”の作品があります。それを「なんだか難しい論理だし、第一演奏がなかったらつまんない」と斜に構えてとらえていました。でも山の生活で作曲されていない音を楽しむ「音楽」の意味がちょっとわかった気が。おお、私、山でひとつ賢くなりましたデス。

山から戻ってきて、私は熱いシャワーに感動し、ティムは取り憑かれたように作曲を始めました。リフレッシュして、また音楽ガンガンいきますか。でも、今日はちょっと腰が痛いから。。。ハメハメハ大王気分がまだ抜けません。

2011年6月19日日曜日

Tom Huber で旅支度

明日から一週間のホリデー。山小屋に泊まり、山を歩きます。それで今日は、荷物をつめたり、部屋を掃除したり。BGMはTom Huber (トム・フーバー)のニューアルバム「Walk Through Elko」。

トム・フーバーはチューリヒで活動する写真家、イラストレーターそしてミュージシャンというマルチタレントなアーチスト。音楽のジャンルはググってみるとゴシック、エレクトロ、フォークとか出てきます。コレをまとめると「ドロッとしてて、今どきの要素もいれつつ、懐かしいにおいのする」音楽ってところか。今年4月にリリースされた「Walk Through Elko」はまさにそんな音がします。暗いんだけど、なんか気持ちよいメロディー、シュールな歌詞、ありそうで、なさそうな曲達。聞いていると、遠い人気のない所へ旅に出ている気分になります。明日からあまり人気のない山へ出かける私の気分もずいぶん盛り上り、気がつけば、キッチンをピカピカにしていた、ありがたいご利益つき。

そして、私の相棒、Tim & Puma Mimiのティムがアルバムの11曲目「Dancing with Leland」という曲にクラリネットで参加しています。この曲がまた情緒的で爽やかに暗い不思議な曲。アルバムの予告ムービーで、丁度クラリネットの部分が使われています。




Tom Huber "Walk Through Elko" Spezial Material Record 2011
www.spezialmaterial.ch

2011年6月18日土曜日

Attwenger 見逃した

昨日の晩は雨でした。大雨。金曜の夜だけど、お家でDVDとネットサーフィン。

その夜EXIL(チューリッヒのクラブ。今後このブログに何度も登場すると思われる)でライブをやったバンドの映像発見。オーストリア、リンツのおじさん二人組Attwenger。アコーディオンとドラム。高地オーストリアの方言で歌うフォークヒップホップ。なんとなーくジャック・ブラックのコメディバンド的なものを想像しつつ、映像クリック。そしたら、かっこいいのでびっくり。コメディー要素はやっぱりもちつつも、まったりラップ(何歌ってるかは分らないけど、声の質とか、歌い方とか)とアコーディオンのバランスが絶妙。ユニークで、危ない線をいってるけど、そのアブナい感がいい。



しまった、見たかったなー。相棒のティムにこの映像を誇らしくみせたら、「ああー、いいバンドだよね。でも前にミミにAttwengerを聞かせたら、興味なさそうに『フーン』ってスルーしてたよ」って。。。そうでしたか。すみません。やっぱ、音楽は自分で発掘していかないと身に付きませんね。ティムによるとAttwengerはよくスイスに来るそうなんで、今度はライブ、見に行きます。その時、大雨じゃなきゃいいけど。

2011年6月17日金曜日

重鎮 Saalschutz

チューリヒは気温もあがり、日も長くなり、夏の陽気になってきました。こちらの夏の日照時間は長い。午後10時でもまだ明るい。この時期になると、皆、可能な限り外にいようとするので、屋内クラブの集客数激減。夏期休業するクラブもあるくらいです。ということは、そう、野外フェスシーズンの到来だ。

昨日、6月16日、チューリヒのクラブStall6で屋外イベントがあり、Saalschutz(サールシュッツ)を見てきました。ユーモアたっぷりのテクノパンク、レイヴパンク。ドイツでも人気。チューリッヒインディーシーンの重鎮がキッズ(とはいえない年配も。かくいうワタクシも)を狂わせる。以前、Tim & Puma Mimiもリミックスをしてもらったことがあります。ライブは最初っからハイテンション。



フェイスブックのバンドページで他の楽曲も聞くことができます。まったりしたいときはキツいけど、ご機嫌、ガンガンチューン、満載。

Saalschutz Facebook Bandpage

ごあいさつ

こんにちは。プーマミミです。スイス、チューリッヒのエレクトロポップバンドTim & Puma Mimiのヴォーカルです。ティムプーの活動をはじめて早7年(間にブランクもあったけれど)、ずっとスイスをいったりきたりの生活をしていたのですが、最近やっと、チューリッヒに腰を落ち着けることになりました。

スイスといえば、チーズとチョコレート。山と自然。ハイジとウィリアム・テル。あとは、ジャコメッティーとか?これらみんな、本当に素敵なんですけど、私が活動しているインディー音楽シーンの話ってスイス国外ではあまり聞きませんね。実際、お隣ドイツやフランスに比べてシーンはかなり小規模だし、地味なのです。だけど、面白いバンド、アーチスト、いっぱいいます。

そこで、親友さっちゃんが子猫と赤ちゃんのブログを一年以上も続けているのに(「猫が来た!子猫の育て方」)感化されたこともあり、スイスインディーミュージックシーンのあれこれを紹介するブログを書くことにしました。もちろん、私のバンドTim & Puma Mimiの活動もね。三日坊主で終わらないよう、あんまり気合い入れず、ぼちぼち、やります。

まず、自分のバンドの紹介。
Tim & Puma Mimiのオフィシャルウェブサイトはwww.timpuma.ch

最近のPV「Perspective」


Tim and Puma Mimi / Perspective from Mone on Vimeo.