2011年6月25日土曜日

「南の島のハメハメハ大王」と「音のない音楽」

5日間、スイスのイタリア語圏ティチーノ州の山岳部にある小さな集落の民家でぼーっとしてきました。

こんなとこ。



ロカルノという街からケーブルカーで上にのぼって、そこから二時間てくてく山道を歩いていくと(徒歩以外にアクセス法はなし)、Faedo(ファエード)という村につきます。昔ながらの石のプレートを積み上げた小さな民家8軒ぐらいが斜面に張り付くように立っています(ドラクエとかFFで出てくる村みたいです)。村といっても、定住している人はいなく、家の持ち主は他の場所にすんでいて夏の間、羊や牛の放牧をしたり、ホリデーハウスとして使ったり貸したりしているようです。

私達の滞在した家はちっちゃい「六畳ロフト付き」。標高1500メートル、電気なし、お湯なし、風呂なし、トイレは20メートル上の他のお家に借りにいく(または小ならばその辺の草むらで)、薪ストーブ、人にほとんど会わない。。。そんな場所で、食う寝る読む歩くの毎日。



昔「みんなのうた」でやっていた「南の島のハメハメハ大王」を思い出す。南の島じゃないけど、星をみて(攻撃されそうなぐらいびかびか光ってる)、朝日の後で目を覚まして(日が昇らないと寒いし)、日が沈んだら布団にもぐって(電気ないし)、風がふいたら様子みて(あぶないし)、雨がふったら何もしない(できないし)。。。



この5日間、全く音楽を聞きませんでした。それでも色んな音が聞こえてくる。プーンプーンとかブルンブブブとか色んな虫の羽音、ダダダンダダダダ雨が雨樋を打つ音、シャワシャワ草が揺れる音、ザーザーと水が流れる音、ブヒャーと自分が鼻をかむ音。。。ジョン・ケージの「4分33秒」という”音のない音楽”の作品があります。それを「なんだか難しい論理だし、第一演奏がなかったらつまんない」と斜に構えてとらえていました。でも山の生活で作曲されていない音を楽しむ「音楽」の意味がちょっとわかった気が。おお、私、山でひとつ賢くなりましたデス。

山から戻ってきて、私は熱いシャワーに感動し、ティムは取り憑かれたように作曲を始めました。リフレッシュして、また音楽ガンガンいきますか。でも、今日はちょっと腰が痛いから。。。ハメハメハ大王気分がまだ抜けません。

2 件のコメント:

  1. いいなあ、山ーー!
    音のない音楽ってのもあるんだよね。
    きっと。
    すばらしいホリデイだったね。

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  2. 「音のない音楽」のライブはこんなの

    http://www.youtube.com/watch?v=hUJagb7hL0E

    観客の咳する音とか、なかなか面白いよ。

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