2011年10月22日土曜日

家で殺人鬼タイヤの映画を見る。

今日はお家でDVD。映画館の上映を見逃してずっとみたかったミュージシャンMr. OizoことQuentin Dupieux監督の「Rubber」(ゴム)。図書館のDVD新入荷コーナーで発見!

映画館に行くたびにこの予告をみて、もう、気になって気になって。


RUBBER OFFICIAL TRAILER ! from oizo mr on Vimeo.

予告のダイアログはこんな感じ

- これが殺人犯の姿だ。
- タイヤ?
- その通り。
- 一時間で探し出せ。そう遠くへは行っていないはずだ。質問があるなら今のうちだぞ。
- タイヤのブランドは?
- まだ分からん。恐らくノンブランドだろうな。
- 使い古しですか?
- そうだ。
- 黒いんですか?

シュールでしょう?そう、タイヤが主人公の映画。しかも殺人鬼タイヤ。14日間で撮影し、使用カメラはキャノンのデジカメのムービー機能、という超低予算映画。音楽はMr. Oizoだし期待がもてる。気になるでしょー?んで、やっぱり面白かった。

超能力をもった殺人鬼がとにかくみるもの全て吹っ飛ばす。タランティーノばりにじゃんじゃん首が飛ぶ。でも恋もすれば、焼かれていく同胞に悲しみを覚え、テレビが大好き。

主人公が人間だったらただのチープな殺人ホラー。ダイアログに笑いの要素もない。なのに、タイヤに置き換えるだけで、コメディーになる発想の転換がすごい。CGは一切使用せず「ああスタッフがタイヤ押してるんだろうなー」というカットの感じが殺人映画を微笑ましくしてしまう。でも、こういうアナログなテイストも含めセンスが良くて、絵的にかっこいい。アメリカの砂漠が舞台の映像は本当にきれいで、デジカメでこんだけできちゃうんだ、と脱帽。あと、ストーリーの「視点」が二重三重の入れ子になってて、それがシュールで意味なんかあって無いようなもので面白い(見てのお楽しみ)。

頭の吹き飛ばし方にバリエーションが足りないのがちょっと残念だけど、技あり脱力新感覚ホラー「Rubber」。

そうそう、タイヤの名前はロバート。黒いゴムのくせに、表情豊かです。

残念ながら日本では公開されていないみたいです。なぜだろう?カンヌ映画祭にも出展されてるのに。なんか大人の事情があるのかな?字幕DVDもないのかな?誰もやんないんだったら、台詞少ないから、あたし、やっちゃうよ?