2011年12月30日金曜日

LO FAT ORCHESTRAで脂肪燃焼

今年もあと3日。早いですね。チューリヒは例年に比べ暖かく、雪が降りそうで降らない、煮え切らないビミョウな寒さが続いています。

さて、今日は久しぶりのスイスバンドネタ。二週間前におなじみ、チューリヒの月曜名物BoschbarでLO FAT ORCHESTRAのゴキゲンライブを見てきました。

LO FAT ORCHESTRAはスイス、シャフハウゼン出身の、ガレージ、ニューウェーブ、パンクなノイズサウンドを奏でる、ベース、オルガン、ドラムのトリオバンドです。ライブは、速くてノイジー。だけど、オルガンのちょっと甘切ない音と、トリオというシンプルなバンド構成で、すっきりしている。ビートルズのリンゴスターを彷彿とさせる不思議ちゃんキャラのドラマーが時々椅子からぴょんと跳ねたり、キーボードが倒れるんじゃないかと思うぐらい左右にわさわさ揺れてたり、ベースが八の字に泳いでいたりする「ライブ感」がたまりません。


来年(もうすぐだね)2月にニューアルバム「The Second Word Is Love」をリリースするらしいのですが、もうすでに物販で販売してました。最前列で楽しく飛び跳ね、ローファットの音楽で脂肪燃焼した私も一枚ゲットしたよ。アルバムはノイズ少なめ、スピード抑えめだけど、その分ミニマルで泣きの効いたローファットサウンドが楽しめます。よいです。

Label: SOUNDS OF SUBTERRANIA (Hamburg, Germany)

2011年12月10日土曜日

タンタンとティム&プーマミミの話

皆さん「タンタン」っていうベルギーのコミックご存知ですか?80年前に連載が始まった古い作品だけど、今でも絶大な人気をほこり、最近スピルバーグ監督の3Dアニメが公開されました。そして、私達のバンド名「Tim & Puma Mimi」はこのタンタンに由来しているのです。

まずタンタンの顔。

で、ティム(右)。

portrait 2007


素朴な顔の造りとか、ちょっと雰囲気が似ていると思いませんか?今は坊主だけど、その昔、頭にタンタンみたいなチョビポンパドールがついた髪型をしていたこともあるんですよ、ティムさん。しかもタンタンコミックの大ファンで、家にはシリーズ全巻そろっています。

じゃあ何でタンタン似の彼が「ティム」かというと、タンタンはドイツ語版では「ティム」って言うんです。これでTimまで説明がつきました。

次に私、Puma Mimi。タンタンには白い犬の相棒スノーウィー(独版ではシュトラッピ)がいつも一緒です。じゃあ私はスノーウィー?いや、犬ってキャラじゃないだろう。気まぐれでよく寝てるのでどちらかと言うと猫系。などと話していた時に着ていたのがプーマのTシャツ。これだ。プーマだ。でもPumaだけだったら、本家のブランドに怒られそう。じゃあ私の本名「ミチコ」の「ミ」をとってミミ(みーちゃんとかミミちゃんとか母が小さい頃呼んでいたので)。プーマミミってわけです。

こういうわけでTim & Puma Mimiというバンド名に決まりました。これ以外に案が出なかったぐらいピンと来たとティムはいいます(私はちょっと恥ずかしくて抵抗があった。。。)。変わった名前なのでグーグルでもすぐヒットするのも、狙いの一つです。

で、タンタンにはかなり愛着を感じている私達、スピルバーグ監督の「タンタンの冒険:ユニコーン号の秘密」は、実写にかなり近いリアル3Dアニメーション、しかもタンタンの話す言語が英語、というのに、かなりの抵抗を感じつつも、義務感に近い感情をもって行ってまいりました。


結果。やっぱり残念。。。

キャラクターの設定は予想に反して、良かった。でも、すでに予告編からも分かるように、かなりドラマチックに仕上がってます。これが「ちがう!」って思っちゃう。原作にも打ち合いのシーンとかアクションが出てくるけれど、それよりも、タンタンコミックのキモは、淡々と展開していく風変わりなミステリーの内容や、チカラの抜けるユーモアだと思っています。ところが映画は、悪役がとことん悪そうだったり、「勇気」みたいなテーマも出てきたりして、派手。「キモ」がすっかり抜け落ちている。タンタンは行動的だけど、アクションじゃないし、ドラマチックでもないのよーう。第一、映画の売りのアクションだって「インディージョーンズ!?」と思ったぐらい、どこかで見たことのある設定だったし。残念。でも、見た、見よう、と思っている人がいたら、ぜひ、感想をお聞かせ下さいな。

タンタンとティム&プーマミミのお話でした。

2011年12月1日木曜日

万華鏡の一片はプーマミミ

12月。今年ももう最後の月なんですね。時が経つのははやいな。久しぶりの投稿です。いろいろネタがたまっているのですが、ひとつずつ片付けていきます。

プーマミミ、スイスのKid Chocolat というアーチストのニューアルバム「Kaleidscope」(Poor Records 2011)で一曲歌っています。ティム抜き、プーマミミ単品での楽曲参加は始めてなんです、実は。だからわたしにとっては記念すべき第一歩。


日本ではジェットセットレコーズHMV楽天市場ストアなど、ネットで購入できます。値段は輸入版なのでまちまちですが、約2000円。あとiTunesにもアップされているので、試聴してみて下さい。

このアルバムはKid Chocolat が、EMFの「Unbelievable」など好きな楽曲をピックアップして、色んなアーチストとコラボレーションで、カバーをしたり、そこからインスピレーションを受けて新しい曲を作ったりしていて、まさにKaleidoscope=万華鏡的に多彩な要素がつまってます。

私がモチーフとしてもらった楽曲は、60年代後半、Kevin Ayersの「Oleh Oleh Bandu Bandong」。サイケデリックジャズっていうのかな。暗いような明るい、静かで狂ってる、すごく変わった天才的な曲で、かなり好きな感じ。だけど、普段歌うことのない7拍子で体がうまく馴染まないし、かなり強烈な世界観だし、これを何とか自分風にするとなると。。。悩んだ結果こんな歌詞ができました。タイトルは「Square Moon」。

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Square Moon


まさに正方形の月

気乗り しない パーティー
重い 足で 向かう
橋の 上の 正面
そこに浮かんでいるのは

熱を 帯びた 体
視界 すこし ゆがむ
揺れる 空気の 向こう
そこに浮かんでいるのは

黒い 空に かすむ
淡い 光 放つ
丸い はずの 衛星
そこに浮かんでいるのは

まさに正方形の月

Moon moon square moon
月は丸くなかったかしら
Moon moon square moon
それともわたしへんなのかしら


黒い 空に かすむ
淡い 光 放つ
丸い はずの 衛星
そこに浮かんでいるのは

まさに正方形の月

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で、この曲を歌うと眉間に皺が寄った悲壮な表情になります。

HEIDI.COM NIGHT 29.10.11 ©Gabriel Asper

10月29日ジュネーブのリリースパーティーにて。パーティでは万華鏡が配られました。こいつでステージをみると。。。


サイケデリックー。全体的にとても聞き心地のいいアルバムです。あなたのお家にも万華鏡、いかがですか?