2012年9月7日金曜日

ティムプー秋のもろもろ

こんにちは。昨日は夏の思い出を書きましたが、今日は秋のもろもろをご紹介。

9月10日から30日まで3週間、中国ツアー。北京と上海へいってきます。 これね、バンドのツアーというよりは、IOIC (Institute of Incoherent Cinamatography) という古い無声映画にライブミュージックをつけて上映する、というイベントを企画している団体のツアーに便乗するのです。映画を事前にみながらある程度音楽の構成を考えておいて、あとは舞台で、インプロ演奏をする感じのパフォーマンス。ティムプーの他にもチューリヒからミュージシャン5組が参加します。



私たちが担当する映画は短編も含め8本。そのうち4本はフランス人、ジョルジュ・メリエスの作品です。物語性のある映画をつくった最初の人、特殊効果撮影の生みの親、といわれています。1900年頃作られた作品は、今みてもシュールでシニカルで楽しいです。





マーティン・スコセッシ監督の「ヒューゴの不思議な発明」という映画はこのメリエスが題材の映画です。映画自体はちょっと残念とおもったりしたのですが、メリエスが当時建てたガラスの温室のような撮影スタジオとか、撮影風景とかは、かなり忠実に再現してあるらしく、興味深いです。

10月20日はイギリス、ウェールズにて、Swn Festivalというフェス。知り合いがやっているPeski Recordsがショーケースをもうけるので、そこに入れてもらいました。Peskiは小さいレーベルだけど、アーティストのラインナップが素敵。今、この他にもロンドンやマンチェスターなど他の町でライブできないか打診中。

そして、ニューアルバム、The Stone Collection of Tim & Puma Mimi (試聴はウェブサイトでどーぞー)。日本にも輸入されてるはずなんですが、日本の皆さんいかがです?

CDを持ってる方、もう聞いたという方は、ライナーノーツをご用意しました。そのむかし、ライナーノーツというのはCDやレコードジャケットの背面に印刷されてるものでしたが、mp3が市場を独占する今日この頃、そんな印刷のスペースはなく、そんなわけで、ライナーノーツもmp3にすべし、とお家で録音しました。英語ですが、よかったら聞いてみてください。

あんまりメディアに掲載されないジャケットの背面。
ティムが時々さりげなくアピールしてます。

あ、そうそう、忘れちゃいけない、私たちのニュービデオクリップ二本紹介します。(夏にリリースしたんだけど、「思い出」編には長過ぎて入れられなかった)。

OHAYO BABY
制作はチューリヒの若手アート集団U5。カラフルなネオンカラーのビーズやジャンクをアクリル樹脂でべたべたくっつけて、ポップでちょっとグロいスカルプチャーやマスクを作る人たちです。この曲はもともと、親友に赤ちゃんが生まれたとき(彼女の猫と赤ちゃんのブログ「猫が来た!」、面白いです)にプレゼントした曲なので、とってもストレートに子供っぽい歌詞なのですが、そこからティムはクラブ調なダンスビートを生み出し、U5はさらにディープな解釈をしています。こうやって作品が成長していくのも面白い。



High 5 Low 5
ニューヨーク在住スイス人の映像作家ステファン・クヌーセルさんが監督をしてくれました。以前にちょっと彼のお手伝いをしたので、そのかわり、NYに行ったときは簡単なクリップとってよ、とお願いしていました。私たちとしては、簡単なホームビデオ感覚のものを思っていたんだけれども、行ってみたら、ばっちりストーリーボードが用意され、撮影場所の下調べも入念に、撮影当日はプロデューサー、助監督、スタイリスト、メークというスタッフが揃い、カメラを引いて移動させるトローリなど、本格的な撮影が待っていました。NY、ブルックリンとコニーアイランドで撮影。私、腹出し衣装だけど、撮影日は10度以下で風がびゅーびゅー、めっちゃ寒い中、ほぼ一日外で撮影だったのです。根性とかあんまり好きじゃないけど、久しぶりに根性だしました。さぶがったーーー。



では中国、行ってきまーす。

2012年9月6日木曜日

2012年ティムプーの夏

みなさんお元気ですか?日本はまだまだ残暑が厳しいと聞きました。スイスの夏も毎日30度を超えかなりあつかったのですが、ここ二週間で「あっ」という間に秋になってしまいました。ここいらで、ティム&プーマミミの夏の思い出に浸ってみたいと思います。

7月13日、今年はスイスが主催のインターナショナルラジオフェスティバルの「オリンピックのロンドンでライブしよう」というコンペの予選に参加。予選は街頭ライブで、騒音の関係なのか、アコースティック限定というルール。バリバリ電気にプラグインの私たちはちょっと困ってしまいましたが、日本からの助っ人、ギタリストのToshi TKNGさんがアコギで大活躍してくれ、なんとか乗り切ることができました。このときの演奏の一部(「金魚鉢」と「ベルビルランデヴー」)をサウンドクラウドにアップしてます。コンペの結果は、また後で。

ユニオンジャックにどっかり座って。


7月14日、今年最大のイベント、首都ベルン郊外の山で開催されるグルテンフェスティバル。スイス最大級のフェスです。

メンバーは、私プーマミミ、ティム、ドラマーのゲオルグ、東京から参加のゲストギタリスト、Toshi TKNG、それからスタッフはMouthwatering Recordsのオーナー、アンディ、プロモーション事務所PROLOGのベネ、サウンドエンジニア(本業は現代アート作家)のローリー、ビデオ撮影担当にティムの妹シュテフィちゃん(本業はバレリーナ)。



メインアクト、ザ・ルーツのご機嫌な演奏まで天気もご機嫌だったのに、普段の行いが響いたのか、私たちの演奏が始まる30分ほど前から雨が。。。ライブは深夜2時から。雨だし、深夜だし、誰もこないんじゃないかとちょっとグレそうになった私でしたが、なんのなんの、集まってくれました、黄色いカッパのコアな音楽好きたちが。こんな天気だからこそ、会場のテンションは高く、私も思いっきり暴れ、顔をマイクにぶつけて前歯が欠けてしまったほどです。動画はアンコール。スイスの伝説的ガールズパンクバンドKleenexの曲「Nice」をカバーしています。




ライブの合間には山で新鮮な空気を堪能。「クリスタリーナ」という山でその名のとおりクリスタルの名産地。結晶じゃなくてもここの石にはキラキラした成分が入っていてきれい。そして、ひとつ、ちっちゃーいクリスタルのかけらティムが見つけました(クリスタルは持ち帰り禁止なんだけど、ちっちゃくて割れてるやつなら、まあ、たぶん、怒られない)。もちろん空気もぴりっとかりっと透明クリスタルでした。

下界は皆タンクトップにビーサンだというのに、
標高2000メートルのここは湖に氷が張っている。
クリスタリーナの石。私のお気に入りは左上。
ティム曰く「ゴルゴンゾーラ石」。

8月11日、スイス南部、マルティーニ(Martingni)という町のPALP Festival。町の中央広場をぐるっと囲む建物のバルコニーから演奏するという変わった設定。はじめのバンドの演奏が終わると、お客さんが次のバルコニーに移動して次のバンドが、というリレー形式。

上のバルコニーからみてる人たちには気がつかなかった。。。
8月12日。オリンピックの閉会日。飛んでったよ、ロンドンへ。そう、先のコンペで優勝したんです。スイス公式文化メディアセンター「ハウスオブスイッツランド」で、閉会式のスクリーニング前にライブでした。会場にはスイス人大勢。スイスの物産品でうめつくされ、異国情緒があまり、ない。して、お土産にスイスチョコレートをもらいました。いや、スイスのチョコはとおってもおいしーです、でも、ロンドンでもらわなくても。。。って思ってしまってすいません。でもね、舞台はテムズ川沿い、ロンドンブリッジの脇というザ・ロンドンな絶景。いい経験させてもらいました。

ドラマー、ゲオさんとロンドンブリッジ

8月13日。オリンピックが終わり、祭りの後のちょっとだけ切ない空気が漂うロンドンを離れ、ブライトンビーチへ。小雨がふる天気だというのに、ティムは果敢に海へ飛び込み、ミミはせっせと石集め。

ブライトンビーチは5つ星の石拾いスポットです。


8月18日。スイス、ジュネーブ、駅近くの公園で一日一バンドのゆるっとしたフェス。とってもいい天気で、とっても眠かった私は、ドラムのサウンドチェックでスヤスヤ。

眠いと爆音が鳴ってるクラブとかでも寝られます。
ライブの後でジュネーブ大学で日本文学を勉強しているかわいい女の子二人が上手な日本語で声をかけてくれました。「ミミさんのスタイル、ちょっとNANAみたいじゃない?」って。そ、そうかな。最近ずっとはいているボロのドクターマーチンと、首にかけてる(本当はプラスチックの)ごついチェーン、最近はまってる黒いアイシャドウが、そんな感じなんだって。


8月28日。夏最後のフェスイベントは地元チューリヒのカウフロイテン(Kaufleuten)。チューリヒではかなり大きく、オシャレ、かつかなり有名な人たちを呼ぶ(ローリングストーンズのチャーリーワットとか)箱なので、私たちにはなかなか馴染みがないのですが、そんな近寄りがたいイメージを打破しようと、したのか、しないのか、一ヶ月間ほど、スイスのインディーバンドを中心にしたラインナップのイベントが企画されました。楽屋にビールのほかにシャンパンがおいてあって、さっすがー。ま、あたしはビールが好きだけどね。で、ティムによるカウフロイテン的人物像を具現化すると、こんな感じ。サングラス(借りた)とおひげがポイント。

ちなみにヒゲはまだまだのばす予定。
音楽に革命を!ってか?

はい、そーゆーワケで、とっても充実した夏でした(だんだん書くのに疲れてきたんで、テキトーに締めます)。